退職者ほど自社を知る人材はいない!退職者と繋がりを持ち続けるアルムナイ(alumni)制度とは?

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こんにちは。タレントクラウドチームです。

さて、みなさんはアルムナイ制度という言葉聞いたことありますか?
そもそもアルムナイとはalumniという英語で卒業生とか同窓生といった意味があります。
これを会社に置き換えると、退職した人ということになり、退職者と企業が繋がりを持つ制度をアルムナイ制度というそうです。
では、そんなアルムナイ制度一体どんなメリットがあるのでしょうか。

 

退職者が戻ってきてくれたら一番の即戦力人材になる

企業規模の大小はありますが、会社には仕事を共にするメンバーがいます。
それぞれ個人の活躍があって会社は回っていく訳ですが、どうしてもやむを得ない事情で退職するメンバーもいますよね。
そのメンバーが何か悪いことをしたといったことでも無い限り、円満退社ということになるかと思います。

みなさんも退職された方と個人的にFacebookでつながっているというような事はありませんか?
その後も飲みに行ったり、遊んだり、場合によっては取引先になったというような事もあるかと思います。

これも一つのアルムナイだと思っています。
ただ公のものではなく、Facebookというコミュニティを通しての継続的な関係ですね。

この関係を企業として制度化し、退職した人とも継続的にコミュニケーションが取れる状況にすることをアルムナイ制度といいます。
例えば、退職者をリスト化し継続的にメールを送るでも十分だと思います。

もし、退職した理由が家庭の事情で、そのやむを得ない事情が解消したら、戻って来てくれる可能性は非常に高いですね。
自社の事をよく知っていて、数年前までバリバリ働いていた人材が即戦力として戻って来てくるということです。
しかし、しっかりと企業として制度化していない場合は、退職した人材からもう一度アプローチしてくるのは心のハードルが高く難しいです。

 

アルムナイ制度はどのように作って運用する?

1,まずは、退職者にアルムナイ制度があることをしっかりと告知します。
これにより、自分はまた戻って来ることができるんだと言うことが退職者に認識してもらいます。

2,そして許可を得た上で、定期的にメールやDMなどで情報発信することを伝えましょう。
メールは月1回でも構いません、会社の状況(事業や制度のアップデートなど)や現メンバーの声など、元いた会社が魅力的だったことを覚えておいてもらいます。

3、可能であれば、相互にコミュニケーションが取れるようにしておきましょう。
退職者はいつどのタイミングで復帰できる状況が訪れるか分かりません。退職者からも気軽にコミュニケーションが取れる環境があれば、退職者から復帰の意思を伝えることが出来ます。

 

アルムナイ制度もタレントプール

タレントプールは優秀な人材を候補者として溜めてコミュニケーションを取る採用手法です。
アルムナイ制度も退職者というタレントをプールする手法になります。
あらゆる確度から優秀な人材と関係を継続しておくことで、媒体に頼ることのなくミスマッチの少ないダイレクトなリクルーティングが可能になります。

企業だけでなく退職者にとっても嬉しい「アルムナイ制度」、まずは退職者に対して「いつでも戻ってこれる環境を用意しましたよ」というご案内からぜひはじめてみて下さい。

不採用にした応募者を不採用にしない!タレントプール採用という考え方

 

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皆さんこんにちは。タレントクラウドチームです。
すっかり冷えてきた今日この頃、体調管理には気をつけてくださいね!

さて、不採用にした応募者を不採用にしない、などとちょっと尖ったタイトルを付けさせてもらいました。
皆さんは選考過程での最終的なゴールは「採用(内定)」「不採用」「辞退」の3つが主なゴールになるかと思います。
しかし、不採用や辞退の先にもう一つのゴールを作ることで、今後の採用が大きく変わることをご存知でしょうか。

それが「タレントプール採用」という考え方です。

 

不採用にはせず、お祈りメールは送らない

通常、不採用になった方、辞退をされた方には、所謂「お祈りメール」と言われる定型文を送信して終わりだと思います。
しかし、このお祈りメール、送信した時点で応募者との関係は完全に絶たれてしまいますよね。
もしすぐに欠員が出たとしてもその方には声を掛けにくいですし、一度断られた応募者も、同じ企業にもう一度エントリーしようと思う方はほとんどいません。

そこで、不採用にするには惜しい人材や内定を辞退された方に対しては、不採用にしないメールを送りましょう。
内容は簡単かつ明快です。

「今回、すぐに当社で一緒に仕事をして頂くには至りませんでしたが、当社のタレントプール(タレントコミュニティ)にぜひ招待させて頂きたいと思っております。
○○様とは時間を掛けて相互にコミュニケーションを取らせて頂きながら、もっとお互いの理解が進んだり、良きタイミングでお声がけをさせて頂きたいと思っております。
もちろん、タレントプールに登録して頂いても、就職(転職)活動は継続して頂いて構いませんし、良い企業様が見つかればそちらに就職して頂いても構いません。
その後は、ビジネスパートナーとして情報交換など繋がりを持てるようになれば幸いです。」

・・・といった内容です。

これによって、不採用にした人材とも繋がりを持つ事が出来ます。
例えば、求人サイトから50人の応募者があり、そのうち3人を採用したとします。
しかし、採用に至らなかった優秀な人材が10人ほどいた場合、その10人をタレントプールに招待することで、優秀人材の候補者と繋がりを持つことができます。
このタレントプールが数ヶ月後、数年後に規模を増していけば、自社に興味のある優秀人材に直接オファーができるという環境が作れます。

また、応募者にとっても、覚悟を持って応募した企業と繋がりを持つことで、たった今後もチャレンジするチャンスを持てるとともに、就職(転職)活動は続けられるといったメリットがあります。

 

タレントプールは長期採用ではなく即時採用

もしかしたらこの記事を読んでいる方の中には、そんな長期的な採用は時間もお金も労力も掛かってやっていられないと思ったかもしれません。
確かにタレントプールは長期的な採用方法であることは間違いないのですが、実はタレントプールが出来上がってしまえば即時採用に変わります。
それは、人材が必要なとき、タレントプールにいる人材にすぐに声が掛けられる状況が出来上がっているからです。

自社専用の即戦力人材リストに対して、即時採用ができる。
ぜひ普段の採用活動の中で一工夫加えて、タレントプールを構築してみて下さい。