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不採用にした応募者を不採用にしない!タレントプール採用という考え方

2016年11月1日

 

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皆さんこんにちは。タレントクラウドチームです。
すっかり冷えてきた今日この頃、体調管理には気をつけてくださいね!

さて、不採用にした応募者を不採用にしない、などとちょっと尖ったタイトルを付けさせてもらいました。
皆さんは選考過程での最終的なゴールは「採用(内定)」「不採用」「辞退」の3つが主なゴールになるかと思います。
しかし、不採用や辞退の先にもう一つのゴールを作ることで、今後の採用が大きく変わることをご存知でしょうか。

それが「タレントプール採用」という考え方です。

 

不採用にはせず、お祈りメールは送らない

通常、不採用になった方、辞退をされた方には、所謂「お祈りメール」と言われる定型文を送信して終わりだと思います。
しかし、このお祈りメール、送信した時点で応募者との関係は完全に絶たれてしまいますよね。
もしすぐに欠員が出たとしてもその方には声を掛けにくいですし、一度断られた応募者も、同じ企業にもう一度エントリーしようと思う方はほとんどいません。

そこで、不採用にするには惜しい人材や内定を辞退された方に対しては、不採用にしないメールを送りましょう。
内容は簡単かつ明快です。

「今回、すぐに当社で一緒に仕事をして頂くには至りませんでしたが、当社のタレントプール(タレントコミュニティ)にぜひ招待させて頂きたいと思っております。
○○様とは時間を掛けて相互にコミュニケーションを取らせて頂きながら、もっとお互いの理解が進んだり、良きタイミングでお声がけをさせて頂きたいと思っております。
もちろん、タレントプールに登録して頂いても、就職(転職)活動は継続して頂いて構いませんし、良い企業様が見つかればそちらに就職して頂いても構いません。
その後は、ビジネスパートナーとして情報交換など繋がりを持てるようになれば幸いです。」

・・・といった内容です。

これによって、不採用にした人材とも繋がりを持つ事が出来ます。
例えば、求人サイトから50人の応募者があり、そのうち3人を採用したとします。
しかし、採用に至らなかった優秀な人材が10人ほどいた場合、その10人をタレントプールに招待することで、優秀人材の候補者と繋がりを持つことができます。
このタレントプールが数ヶ月後、数年後に規模を増していけば、自社に興味のある優秀人材に直接オファーができるという環境が作れます。

また、応募者にとっても、覚悟を持って応募した企業と繋がりを持つことで、たった今後もチャレンジするチャンスを持てるとともに、就職(転職)活動は続けられるといったメリットがあります。

 

タレントプールは長期採用ではなく即時採用

もしかしたらこの記事を読んでいる方の中には、そんな長期的な採用は時間もお金も労力も掛かってやっていられないと思ったかもしれません。
確かにタレントプールは長期的な採用方法であることは間違いないのですが、実はタレントプールが出来上がってしまえば即時採用に変わります。
それは、人材が必要なとき、タレントプールにいる人材にすぐに声が掛けられる状況が出来上がっているからです。

自社専用の即戦力人材リストに対して、即時採用ができる。
ぜひ普段の採用活動の中で一工夫加えて、タレントプールを構築してみて下さい。