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退職者ほど自社を知る人材はいない!退職者と繋がりを持ち続けるアルムナイ(alumni)制度とは?

2016年11月4日

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こんにちは。タレントクラウドチームです。

さて、みなさんはアルムナイ制度という言葉聞いたことありますか?
そもそもアルムナイとはalumniという英語で卒業生とか同窓生といった意味があります。
これを会社に置き換えると、退職した人ということになり、退職者と企業が繋がりを持つ制度をアルムナイ制度というそうです。
では、そんなアルムナイ制度一体どんなメリットがあるのでしょうか。

 

退職者が戻ってきてくれたら一番の即戦力人材になる

企業規模の大小はありますが、会社には仕事を共にするメンバーがいます。
それぞれ個人の活躍があって会社は回っていく訳ですが、どうしてもやむを得ない事情で退職するメンバーもいますよね。
そのメンバーが何か悪いことをしたといったことでも無い限り、円満退社ということになるかと思います。

みなさんも退職された方と個人的にFacebookでつながっているというような事はありませんか?
その後も飲みに行ったり、遊んだり、場合によっては取引先になったというような事もあるかと思います。

これも一つのアルムナイだと思っています。
ただ公のものではなく、Facebookというコミュニティを通しての継続的な関係ですね。

この関係を企業として制度化し、退職した人とも継続的にコミュニケーションが取れる状況にすることをアルムナイ制度といいます。
例えば、退職者をリスト化し継続的にメールを送るでも十分だと思います。

もし、退職した理由が家庭の事情で、そのやむを得ない事情が解消したら、戻って来てくれる可能性は非常に高いですね。
自社の事をよく知っていて、数年前までバリバリ働いていた人材が即戦力として戻って来てくるということです。
しかし、しっかりと企業として制度化していない場合は、退職した人材からもう一度アプローチしてくるのは心のハードルが高く難しいです。

 

アルムナイ制度はどのように作って運用する?

1,まずは、退職者にアルムナイ制度があることをしっかりと告知します。
これにより、自分はまた戻って来ることができるんだと言うことが退職者に認識してもらいます。

2,そして許可を得た上で、定期的にメールやDMなどで情報発信することを伝えましょう。
メールは月1回でも構いません、会社の状況(事業や制度のアップデートなど)や現メンバーの声など、元いた会社が魅力的だったことを覚えておいてもらいます。

3、可能であれば、相互にコミュニケーションが取れるようにしておきましょう。
退職者はいつどのタイミングで復帰できる状況が訪れるか分かりません。退職者からも気軽にコミュニケーションが取れる環境があれば、退職者から復帰の意思を伝えることが出来ます。

 

アルムナイ制度もタレントプール

タレントプールは優秀な人材を候補者として溜めてコミュニケーションを取る採用手法です。
アルムナイ制度も退職者というタレントをプールする手法になります。
あらゆる確度から優秀な人材と関係を継続しておくことで、媒体に頼ることのなくミスマッチの少ないダイレクトなリクルーティングが可能になります。

企業だけでなく退職者にとっても嬉しい「アルムナイ制度」、まずは退職者に対して「いつでも戻ってこれる環境を用意しましたよ」というご案内からぜひはじめてみて下さい。